瑕疵担保保証の重要性
どうも、ゆるです。引き続き、I氏に教えてもらった土地の買い方講座です。今回は土地を買う際の瑕疵担保の重要性について記載したいと思います。
瑕疵担保保証について
以前も記載したとおり、瑕疵担保保証は目で見えない部分(地中)に何か埋まっていた場合に、きちんと撤去してもらうという効果があります。過去に建っていた建物の廃材や浄化槽、川砂利などが埋まっていることも。
そして、不動産(土地)は大きくわけて2種類あり、それぞれ瑕疵担保保証の内容が変わるようです。
- 宅建業者が持っている不動産(全体の2割ほど)
- 宅建業者を介して、一般の人が売却をしている不動産(8割位)
1に関しては、制約がいろいろ厳しいらしく、保証は2年あるようです。
一方、2の方はケースバイケースで保証をつけないことも可能であるため、I氏は保証をつけるように交渉を行ってくれます。ただし、つけられたとしても3,4ヶ月が限界みたいです。
ここで、重要なポイントです。「瑕疵担保保証のある期間に基礎工事(穴を掘る)必要がある」ということです。
ハウスメーカーによっては「地盤調査するときにわかる」という会社もあるようですが、実際にどうなるかは掘らないとわかりません。
そのため、実際に地盤調査するタイミングが瑕疵担保保証期間内に行われることを確認するため、以前書いたように工程表の確認が必要となってきます。
万が一、瑕疵担保保証が切れた後に穴をほって何か出てきた場合、自分で費用負担して対応するしかありません。
この分は事前に予算立てしていないことが大半なので、余裕費用がない場合、外構工事で用意していたお金をを回す形になる人が多いそうです。
I氏の事例として、去年は44組の取引を行ったうち、10組も穴掘った際に何か出てきているそうです。今年に関しても、6月の時点で3組出てしまっているとのこと。
そのうち一番費用がかかったのが、なんと200万円弱!! 😯 ですが、すべて事前に瑕疵担保つけていたので、それで実負担なしで対応を行ったそうです。
不動産業者からのアドバイス
ここまで話をした上で、不動産業者の立場として中立なアドバイスをいただきました。
土地の売買に関しては、ハウスメーカーは当事者ではなく、あくまで顧客と不動産業者の間での契約となります。
仮に、穴を掘った際に何かが出てしまい、撤去費用が用意できずに工事が止まってしまった場合、「建主の都合で工事ができない」といった形でハウスメーカーから訴えられることがあるそうです。
建築用にすでに人も用意していて、資材も用意しているので、その損失分を請求されてしまうそうです。たとえ土地を紹介したのがハウスメーカーの人間であっても、契約の当事者ではないので、別の話となってしまうそうです。
結論
瑕疵担保は本当に重要!
4ヶ月以内に着工できるハウスメーカーを選ぶ!
一般販売の土地ではこの2点をしっかりおさえておく必要があります。もしあるようだったら、宅建業者の土地を選んだほうがよりリスクが少なくなります。