宅建業者の土地と一般売りの土地
どうも、ゆるです。以前、瑕疵担保について記載しましたが、売り出されている土地には「宅建業者の販売している土地」と「一般の人が業者を仲介して販売している土地」の2種類あるとのお話がありました。
今回はこの2つの違いについて、もう少し掘り下げたお話を記載したいと思います。
宅建業者の土地と一般売りの土地
宅建業者が販売している土地
宅建業者は土地を売って利益を得るのがなりわいですので、少しでも高く販売するためにいろいろ工夫をします。
古屋があればきれいにしますし、ブロック塀はきちんとととのえる、などの対応をしてもらえます。
こんなことを書くと当たり前のように感じますが・・・ 🙄 実は一般の方が土地を売りに出す場合は、ちょっと事情が変わってくるようです。
一般の方が土地を売却する事情
一般の方が土地を売却する理由として、相続絡みであったり、お金が払えなくなりやむをえず売却(任意売却、強制売却:競売)といった事情、引越しや住替えによるものなどが多いそうです。
また、一般売りの土地は土地を切り売り出来ないため、早く売りたい傾向が強いそうです。
相続などの場合ははやく土地を現金に変えたいという事情があったり、売却の場合や住替えの場合もお尻が決まっているために悠長に売ることができない、という事情があるようで。
そういった状況なので「はやく売りたい」ことが多く、値引きの交渉がしやすいそうです。
一般売りの土地に古家がある理由
また、売りに出す前の状態として、更地より古屋があったほうが税金が安いという事情もあるため、使っていない土地でも古屋を残したままとしている方が多いようです。
そんな中、急遽売らなければならないとなった状況だと、古家を撤去する時間的な余裕がない、ということもあったり、売りに出す前に古家を撤去する金銭的な余裕もない、ということが多いみたいで、古家付きのまま売却するケースが多いのだとか。
私もなんとなく「古家付きの土地を購入する際に撤去費用の分値引き交渉できるなら、最初から古家撤去すればいいのに」などと漠然と考えていたのですが、こういった事情があったのですね 😯
古屋ありの土地を見る時の注意点として、土地が狭く見える錯覚があります。更地の38坪と古屋ありの50坪では、更地のほうが広く見えるそうです。
確かに、コンビニが建ってた場所が更地になったりすると、なんだか広く感じてしまいますもんね。
また、相続絡みの土地が出るのは冬が多いらしく(お年寄りは寒い時期に亡くなる方が多いようで。。。)、この話をしていた6月としては、一般売りでは新しい土地はなかなかでてこないのでは、という話でした。
夏頃になると、宅建業者の土地が中心になってくるみたいですね。